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lichen pilaris毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)
毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)?
医学的には、毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)と呼ばれます。 毛孔性苔癬は、主に二の腕の外側や太ももの前面、背中などに、小さなブツブツとした丘疹(きゅうしん)が多数できる皮膚の病気です。 肌がサメ肌や鳥肌のようにザラザラとした感触になるのが特徴で、一般的に「サメ肌」と呼ばれることもあります。 (特に二の腕の外側に表れる場合も多く、お悩みを女性からお聞きすることも多いです。) 思春期頃から現れることが多く、20代頃が最も目立ちますが、加齢とともに自然に目立たなくなる傾向があります。 見た目や肌触りを気にされる方も多いですが、基本的には痛みやかゆみなどの自覚症状はなく、健康に影響を及ぼすことはありませんし、人にうつる病気でもありません。
毛孔性苔癬の主な原因と誘発要因
毛孔性苔癬の明確な原因はまだ特定されていませんが、「遺伝的な体質」が大きく関わっていると考えられています。両親や親族に同じ症状を持つ人がいる場合、発症しやすい傾向にあります。 この病態は、毛穴の出口にある角質(皮膚の一番外側の層)が異常に増殖し、毛穴が詰まることで生じます。
●遺伝的素因: 遺伝性の病気であり、優性遺伝の形式で遺伝することが多いとされています。
●乾燥: 皮膚の乾燥が進むと角化が進みやすくなり、症状が悪化する誘発要因となることがあります。
毛孔性苔癬の治療法
毛孔性苔癬は、放っておいても健康上の問題はなく、多くは自然に軽快していくため、必ずしも治療が必要なわけではありません。しかし、見た目が気になる場合や、症状が強い場合は、医療機関で治療を行うことで改善が見込めます。 治療は、詰まった角質を取り除き、皮膚の代謝を促すことが中心となります。
角質溶解作用のある外用薬:
○尿素製剤やサリチル酸ワセリンなど、硬くなった角質を柔らかくし、除去を促す塗り薬を使用します。
○これらの外用薬は、症状のある部分に毎日根気よく塗ることが大切です。
- ビタミンA誘導体(レチノイド)の外用薬
- ○皮膚のターンオーバーを正常化させる作用がある塗り薬です。
- 保湿剤
- ○皮膚の乾燥は症状を悪化させるため、保湿剤を併用し、皮膚のバリア機能を保ちます。
- ゼオスキン
- ○外用薬で改善しない場合や、より積極的な改善を希望される場合に、ゼオスキン(医療機関専売化粧品)が選択されることがあります。
患者様の症状や肌質に合わせて、適切な外用薬の選択や、日常生活でのケア方法について詳しく指導いたします。
日常生活でできること・セルフケアのポイント
治療効果を高め、症状の悪化を防ぐために、日頃のスキンケアが重要です。
- 保湿の徹底
- 乾燥は症状を悪化させるため、保湿剤を毎日欠かさずに塗りましょう。特に冬場は念入りな保湿が必要です。
- 擦りすぎない
- ナイロンタオルなどでゴシゴシと強く洗ったり、無理にブツブツを擦り落とそうとしたりすると、皮膚に炎症を起こし、かえって症状を悪化させたり、色素沈着の原因になったりします。優しく洗いましょう。
- 紫外線対策
- 紫外線は色素沈着を招き、ブツブツの跡がシミとなって残る原因になります。夏場や外出時は紫外線対策をしましょう。
よくある質問(FAQ)
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毛孔性苔癬は遺伝しますか?
はい、遺伝的な要素が非常に強いと考えられています。
ご家族に同じ症状を持つ方がいる場合が多いです。 -
いつ頃治りますか?
個人差はありますが、思春期から目立ち始め、多くは20代後半から30代にかけて自然に軽快したり、目立たなくなったりする傾向があります。
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自分でブツブツを潰したり、掻きむしったりしても大丈夫ですか?
いいえ、絶対にやめてください。無理に潰したり掻きむしったりすると、皮膚に傷がつき、色素沈着(茶色いシミ)が残ったり、細菌感染を起こして炎症がひどくなったりする原因となります。
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ニキビやアトピー性皮膚炎と間違えやすいですか?
はい、特にニキビやアトピー性皮膚炎の湿疹と見間違えることがあります。しかし、毛孔性苔癬は炎症や強いかゆみを伴わないのが特徴です。正確な診断のために、皮膚科専門医の診察を受けてください。
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症状が軽い場合でも受診すべきですか?
はい、症状が軽いうちの受診をおすすめします。アトピー性皮膚炎は放置すると慢性化し、治療が長引く傾向があります。初期の段階で適切な治療とスキンケアを開始することで、重症化を防ぎ、症状の悪化を抑えることができます。
このような場合はご相談ください
- 二の腕のブツブツが気になって、ノースリーブなどが着られない
- 症状が広範囲に及んでいる
- 掻き壊しによって炎症を起こしている
- 症状がニキビや他の皮膚炎と区別がつかない
- アトピー性皮膚炎ではないか、と不安を感じている
毛孔性苔癬は治るのに時間がかかることもありますが、根気よく治療を続ければ改善が見込めます。
一人で悩まず、お気軽にご相談ください。