高血圧、甲状腺、内分泌外来(火曜外来)
■ 甲状腺機能亢進症
■ 橋本病(慢性甲状腺炎)
■ びまん性甲状腺腫(甲状腺全体が腫れて大きくなった状態)
甲状腺ホルモンの分泌バランスが崩れてしまう病気です。
ホルモンが過剰になると下記の症状が出てきます。
反対に低下すると下記の症状が出ます。
お気になられる項目がある場合はご相談ください。
当院内分泌内科外来でお手伝いさせていただきます。
副甲状腺疾患
副甲状腺機能亢進症・高カルシウム血症
副甲状腺とは甲状腺の裏にある米粒大の内分泌器官で、カルシウムの濃度を調整します。
副甲状腺ホルモンが多くなり血中カルシウム濃度が高くなると、のどが渇く、食欲低下、胃潰瘍になりやすい、腎臓結石を繰り返したりします。また骨が折れやすくもなり、なかなか改善してこない骨粗しょう症の原因となっていたりします。
副腎疾患
副腎に腫瘍ができてホルモンが大量に産生されると、血圧や血糖値が急に高くなります。
■ 原発性アルドステロン症
■ 副腎偶発腫瘍(インシデンタローマ)
が挙げられます。手術による治療もありますが、まずは内服薬での調整をしていきます。
ホルモンが減少したことで食欲不振、全身の倦怠感、体重減少といった症状が現れます。初期や軽度の段階では、なんとなく元気がない、やる気が出ないといった程度の症状なので見過ごされることも多い疾患で、副腎皮質機能低下症 ・アジソン病が挙げられます。
痛風・偽痛風
血中の尿酸が多くなると尿酸は結晶化し、関節の中で炎症反応を起こします。最初は関節のチクチクとした痛みにとどまりますが、酷くなると関節は赤く腫れあがり、少しの振動でも強い痛みを感じるようになります。抗炎症療法と食事療法による尿酸値のコントロールで治療および再発予防に努めていきます。
痛風によく似た症状を呈するもので偽痛風という疾患があります。偽痛風は尿酸ではなく、関節腔内でピロリン酸カルシウムという物質が結晶化し、これが炎症を起こしてしまう疾患です。尿酸値が高くないにもかかわらず、痛風様の症状を繰り返し呈してしまいます。
ほとんどの場合消炎鎮痛剤で対処可能ですが、再発することが多く、酷い場合はステロイドによる治療が必要となります。
ご本人の症状を踏まえ、内服加療等で本来の生活を取り戻すお手伝いをさせていただきます。
高血圧、糖尿病・内分泌内科担当医 天本